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「ピセア(トーヒ属)」
この時期、アビエス(モミ属)と同じく、クリスマスツリーとして使用されることが多いピセア(トーヒ属)を紹介します。 モミとトーヒの違いは見た目に分かりにくいものです。

トーヒの場合、針葉の先端は尖っています。 一方のモミは丸みがあり、ソフトな感触です。 球果についても、トーヒは下向き、モミは上向きにつきます。 ピセア(トーヒ属)はアビエス(モミ属)よりも耐暑性に優れ、育てやすいのが特色です。

ピセア・プンゲンス・ホプシー(コロラドトーヒ・ホプシー)などの品種は暑さに弱いというような記述も目にしますが、そんなことはありません。北九州や、大阪といった、日本の中で暑いといわれる地方でも立派に育っています。

付け加えるとすれば、害虫の発生は北海道など寒冷地に比べて多くなるようです。 害虫については「プンゲンストーヒ類のお手入れ−2−」を参考にして下さい。

以下に代表的な原種と欧米で作出された園芸品種(当園で育成している品種)を紹介します。
■ヨーロッパトーヒ Pisea abies
ドイツトーヒとも呼ばれ、クリスマスツリーとして馴染みの深い品種です。ヨーロッパ全域、西シベリアに分布しています。
《生産品種》
●アクロコナ Pisea abies Acrocona
●コンパクタ Pisea abies Compacta
●エキニフォルミス Pisea abies Echiniformis
●インベルサ Pisea abies Inversa
●フローバーグ Pisea abies Forburg
●リトルジェム Little Gem
アクロコナ アクロコナの実
アクロコナ アクロコナ(実の部分)
コンパクタ エキニフォルミス
コンパクタ エキニフォルミス
インベルサ フローバーグ
インベルサ フローバーグ

■カナダトーヒ Pisea glauca
シロトーヒとも呼ばれ、北米北部に広く分布します。樹形は狭円錐形になります。
《生産品種》
●アルバータグローブ Pisea glauca Alberta Globe
●コニカ Pisea glauca Conica
アルバータ・グローブ コニカ
アルバータグローブ コニカ

■オモリカトーヒ Pisea omorika
ヨーロッパ東南部の石灰岩地帯に分布します。葉は緑色で裏面が灰白色です。
《生産品種》
●ナナ Pisea omorika Nana
●ペンデュラ Pisea omorica Pendula
ナナ ペンデュラ
ナナ ペンデュラ

■コロラドトーヒ Pisea pungens
アメリカ北西部に広く分布し、端正な円錐形を呈します。
《生産品種》
●ホプシー Pisea pungens Hoopsii
●コースター Pisea pungens Koster
●モヘミー Pisea pungens Moerheim
●ファットアルバート Pisea pungens Fat Albert
●アイズリーファッシギアータ Pisea pungens Iseli Fasigiata
●エリックフラム Pisea pungens Erich Frahm
●ラッキーストライク Pisea pungens Lucky Strike
●オールデンバーグ Pisea pungens Oldenburg
●グラウカグロボーサ Pisea pungens Glauca Globosa
ホプシー アイズリーファッシギアータ
ホプシー アイズリーファッシギアータ
エリックフラム ラッキーストライク
エリックフラム ラッキーストライク

■コーカサストーヒ Pisea orientalis
西アジアの山地に分布しています。
《生産品種》
●オーレア Pisea orientalis Aurea
●スカイランズ Pisea orientalis Skylands
オーレア スカイランズ
オーレア スカイランズ

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