モノローグ
■「植物を愛する心 − オランダ/ボスコープ −」□□□■□

7月10日(日曜日)にイギリスからオランダへと渡りました。

今回の目的はいつもの買い付けとオランダの一般家庭の庭をじっくり見たいという2点です。 じっくり見る…といってもわずか2泊の強行スケジュール、当然のように駆け足で回るしかありません。

「オランダのイメージってなに?」の質問を投げかけると、ほとんどの人からチューリップまたは風車というこたえが返ってきます。 どうも「オランダ→庭」という印象は薄いようで、イングリッシュガーデンならともかく、ダッチガーデンの名が聞こえてこないのもうなづけます。 それでも、はじめてオランダの個人庭を見せてもらったときにビビッと感じる何かがありました。 日本の洋風ガーデンはオランダに学ぶべきだ…と。

オランダでは仕事の関係上、色々な所に連れて行かれます。 一日中、車で走り回ることもめずらしくはありません。 車窓からは行く先々で街の個人庭を目にすることができます。 そのすべてが美しく、個性あふれるものばかりで、管理も十分に行き届いています。

さて、今回は時間の都合によりボスコープ周辺の庭を紹介します。
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玄関までのアプローチはわずか4−5mほどですが、植物の使い方で広く感じます。 玄関が隣り合うアパート、せまい庭でもデザインを工夫すれば十分に楽しめます。
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マサキのスタンダードをシンメトリーに玄関脇のトレリスのクレマチスと木靴に入ったペチュニアがかわいい。ベンチやコンテナとカラーリングを合わせています。 斑入りのリュウゼツランがものすごく印象的。
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限られたスペースでもスタンダードな植物や小物の演出で窮屈さを感じさせません。 バラのスタンダードを使ったモダンなアプローチ。
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紅枝垂れもみじの刈り込み物をシンメトリーに上手く使っています。 窓のひさしが個性を主張していますが、庭とマッチしてとても魅力的です。
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大きく枝を張ったフィッセリアーナ。周りに白い玉石を敷いて、極めつけは鷲のオブジェ(一本…!)。 芝庭の中心にレンガを敷いてコニファーの寄せ植え。かなりメンテナンスしているみたいです。
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広い庭、運河にせり出したウッドデッキにブルーカーペット。スペースの使い方が上手。 家の前のホプシーと角の紅枝垂れもみじがよく効いています。
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絶句…それにしても青い空と水辺は庭を引き立たせますね。 コニファー主体の庭ですが、よく刈り込みされていて手入れが行き届いています。
紹介した写真はほんの一部ですが、まったく違った印象を受ける庭ばかりです。 ラベンダーやもみじ、コニファーといったポピュラーな植物でも使い方によって色々な魅力が引き出されてくるものです。

ほとんどの庭は自分たちで計画、植え込み、そして手入れをしているそうです。 特に小さな庭の千差万別さ、草一本ない管理、植物の選択、ちょっとした小物のアイディアに強く心を惹かれました。

そんな庭の奥に植物を愛する心だけではなく、人が生きていく「ゆとり」みたいなものを垣間見ることができます。

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