■「2005ハンプトンコートパレスフラワーショー(1)」□□□■□
ロンドンに着いたのは、あの忌まわしい爆弾テロのあった7月7日、その夕方でした。 テロの影響からか飛行場は市の中心部に向かう人で溢れていましたね。 通常は30−40分で着くはずのホテルにも2時間程かかってしまうのです。 明日は無事にハンプトンコートまで行けるのだろうか…。
翌日、地下鉄と電車を乗り継いでハンプトンコートまで行ったわけですが、昨夜の心配もウソの様にスムーズな移動でした。 一旅行者である私たちには、実感できないこと、伝わってこないものも多いようです。
3年ぶりのハンプトンコートですが、以前に増してパワーアップしていました。 敷地も広くなったようで、特にショーガーデンのブースが充実しているように感じました。 大きく変わったのが、休憩所と食べ物屋さんが増えたことです。 ショーには直接関係ないかも知れませんが、鑑賞中はやたらと歩き回るため適度な休息と飲食が大切になってくるのです。 疲れと空腹は人をイライラさせますからね。 さて、今回はショーガーデンの中から気に入ったものをいくつか紹介します。
全体の写真をお見せできないのが残念ですが、右の奥に平板な石を組み合わせた渓流から前面に小川を配しています。全体的にはワイルドな雰囲気ですが、植物や小物の使い方が繊細で面白い庭です。
オーストラリアの植物をモダンに配した庭です。近年、この類の庭が必ず何点か出品されているような気がします。
これもモダンなデザインだと思いますが、使っている植物は従来からの宿根草がメインです。
大きな庭で中心に円形の池を配し、睡蓮を浮かべています。石と植物を自然に融合させて、ノスタルジックなロマンスを感じさせる庭。
一見脈絡のないような植物の配置ですが、全体的にオリエンタルな雰囲気をかもし出しています。
これは色使いに感心したので、そのままシャッターを切りました。
「オールドポリスハウス」と名付けられたこの庭はまさに1950年代のカントリーサイドの住まいと駐在所をコテージガーデンスタイルによって、ノスタルジックかつチャーミングに表現しています。ゴールドメダルを取っていたし、人も多かった庭です。イギリスの人はコテージガーデンが好きですね。
今回のガーデンの中では一番のお気に入りです。都会のプライベートガーデンを沈床式の子庭として表現しています。壁と床の色使いや小物の使い方が「和」を感じさせます。デザイナーも禅のような雰囲気を意識しているようですね。こんな庭でシャンペンのグラスを傾けられたらいいな…と。
ウォーターガーデンです。水辺の植物を綺麗に見せています。
ウォータガーデンとコテージガーデンを組み合わせたような庭。小川にかかった橋がロマンチックです。
ハンプトンコートの駅。帰りに撮った写真なのでベンチに座っている人たちはお気に入りの植物を手にしています。チェルシーフラワーショーと違って、開催中は各ナーセリーが植物の販売をしているので、その場で買うことができます。
入場してまず野外のショーガーデンを人垣のできないうちに一回り写真を撮りながら鑑賞します。 前回までは会場のレイアウトがほぼ同じだったのでスケジュール通り回ることができたのですが、今回は場所が広くなり、思わぬところに美しいガーデンが展開されていました。 なんとなく得をしたような気分に浸りながら、甘過ぎるバニラアイスクリームで一息ついて、巨大なテントに目を向けていました。
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written by
Masaharu Okano